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『七つの季節に』 斉藤洋 24-90

Nanatunokisetuni

七つの季節に

斉藤洋(さいとう ひろし)

講談社

 動物にまつわる不思議な体験をつづった短編集です。

 この7篇が収められています。

・P
・夏の宝物
・アラビアハツカネズミ
・レッド・テイル・キャット
・玄関灯の光の中で
・ブレーメンの音楽隊
・七福鳥

 

 子どもの頃、友だちの家や近所の家で様々な動物を飼っていました。そんな中で記憶に残っているのは、

・小学校の同級生の家で、金魚すくいの小さな金魚を小さな水槽で飼っていたら、どんどん大きくなり、水槽の半分くらいの大きさになって、泳ぎまわれなくなっていました。

・床屋さんの庭にあった高さ3m×幅3m×奥行2mの巨大な鳥かごには、カラフルな小鳥たちが飼われていて、いつも賑やかにさえずっていました。

・うなぎ屋さんのダックスフントの毛並みが艶のあるこげ茶色で、あの子もうなぎ食べさせてもらってるのかなぁと近所で噂話をしていました。

・公園で犬の散歩途中の人たちが集まっている中で、1匹だけ様子が違う子がいたので、よく見たらウサギでした。

 

 この本を読みながら、自分が子どもだったころの事を思い出しました。その当時は普通に思えていたけれど、よく考えたら変だねぇってことが色々ありました。露店で売っていた「カラフルなひよこ」なんて、今ではあり得ない話です。

 不思議な話って、やっぱりいいなぁって思います。

3116冊目(今年90冊目)

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