『神田ごくら町職人ばなし』 坂上暁仁 24-89
意地だけ立派で 腕のねえ奴に 職人の価値はねえ
腕だけ達者で 意地のねえ奴ぁ 職人の資格がねえ
桶職人、刀鍛冶、紺屋(こおや)、畳刺し、左官など、江戸には様々な職人がいました。わたしが住んでいるのは下町なので、畳屋さんは近所にいます。徒歩20分くらいの所に桶職人さんもいますけど、こういう職業の人は減ってますよねぇ。
子どもの頃、近所で家を建てている時に、左官屋さんや大工さんが作業している姿はいくら見ていても見飽きませんでした。年末になると畳替えをする家がかなりあって、畳屋さんが家の前で畳を縫っているところもよく見たなぁ。手のひらに嵌めて畳針を押すのに使う道具(手当て・中に鉄の板が入っている)がこのマンガの中にも出てきて、懐かしかったなぁ。
左官屋さんが土を混ぜているところ、実家を建て直したときに見てたのと同じでビックリ!
紺屋の壺がたくさん並んでいる風景、あれと同じような場所を信州で見たことがあります。においもかなり強いし、床に壺を埋めてある状態なので、落ちたら大変と思いながら見学したことを思い出しました。
藍で染め上げた後の反物を洗って干している光景もいいなぁ。
こういう職人の仕事って、伝承技術+センスが必要なものだから、修業時代は大変でしょうね。そんな話も含めて、この本で描かれていた職人さんたちの話は実に興味深いです。こういう人たちのおかげで、わたしたちの生活が成り立っているのですから。
3115冊目(今年89冊目)
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