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『GOSICK(ゴシック)』 桜庭一樹 63

Gosick

GOSICK(ゴシック)

桜庭一樹(さくらば かずき)

角川文庫

 成績優秀な久城一弥はヨーロッパのソヴュール王国にある貴族の子弟用の学校・マルグリット学園に留学しました。彼のクラスには1つ空席があって、そこにいるべき人は授業を受けに来たことがありません。その人に渡すものがあると、先生は一哉に持っていって欲しいと頼むのです。

 その人、ビクトリカはかなり変わった人で、一哉にしか話をしません。おまけにいつもいる場所は、図書館棟の最上階。一哉は毎回必死に階段を上るのです。

 そんな2人が、一緒に船旅へ出ることとなったのですが、なぜか乗り込んでしまった船が幽霊船だったから、さぁたいへん!彼らの他にも船に乗り込んできた人が全員で11人だったはずなのに、気がついたら12人いる!(ここは、11人いる!へのオマージュかな?)

 ビクトリカは頭脳明晰、知識の宝庫なのですが、それを言葉にするのにちょっと時間を要するのです。でも、彼女の考察は実に素晴らしい!小柄で美少女である彼女が「退屈だ」という度にを、一哉は必死に働こうとするのですが、何かというと罵倒され、それに反論できず、こう叫ぶのです。

 「ぼくは帝国軍人の三男坊である」

 でも、当時(1920年代)の三男坊って、いくら名家だとしても家では大した扱いを受けられない子ですよね。ビクトリカも父親は名家の人だけど、妾腹の子だからまともには扱ってもらえない。ある意味似たような境遇の2人が謎を解決していくこのお話、とても面白かったです。

 続編も読まなくっちゃね!

3089冊目(今年63冊目)

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