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  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
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    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

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『夜明けの図書館 5』 埜納タオ 24-99

Yoakeno5

夜明けの図書館 5

埜納タオ(ののう たお)

双葉社 ジュールコミックス

 暁月市立図書館で働くひなこさんは、だいぶ仕事に慣れてきましたけど、毎日の仕事の中でこれまで知らなかったこと、気づかなかったことにたくさん出会います。

 

 この4話が収められています。

第17話 あの頃、風になって
 介護施設で働く永井さんは、施設にいるテツさんの昔話を聞いているうちに、彼女の役に立ちたいという気持ちが強くなり、図書館のひなこさんに相談しました。

 

第18話 芽生えるアイデア
 高校生の凪沙さんへ、高校生ビジネスプランコンテストに参加しないかと声をかけてみたのだけど、彼女は自分にはムリというのです。

第19話 みんなのダイバーシティ 前編
第20話 みんなのダイバーシティ 後編
 図書館へはいろんな人がやってきます。老人も子どもも、外国から来た人も、問題を抱えている人も。そんな図書館利用者の人たちのお役に立ちたいと思うのだけど、うまくいかないこともあるんです。

 第17話で出てきた「回想法」という、高齢者に対する手法がとても気になりました。その方の人生を振り返ったり、写真を見たりしながら過去を思い出すことで、気持ちの安定につながるというこの方法、ちょっと調べてみようと思います。

 第20話で図書館で開催された「ヒューマンライブラリー」という活動にも興味をもちました。これは「生きた人間が本役となり、読者に貸し出す対話型イベント」なのだそうです。

 様々な個人の経験や、置かれた状況などを聞くのです。たとえば性的マイノリティの方の話とか、外国からやって来た方の話、ホームレスや依存症経験者などの話を聞くことは、これまで自分が持ってきたイメージや思い込みを無くすのに役立つでしょう。そして、いろんな人の人生を聞くことで、新しい世界の発見にもつながるような気がします。

3125冊目(今年99冊目)

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