『天国からの宅配便 時を越える約束』 柊サナカ 24-112
天国宅配便の七星さんが届けてくれるのは、故人からの贈りものです。
故人のことを好ましい人だと思っている場合は、すんなりと受け取ってもらえるのですが、そうでない場合には受け取りを拒まれてしまうこともあります。でも、七星さんは一生懸命に説得します。そんなあなただからこそ、故人はこれを選んだのだと確信しているから。
第1話 パンドラのひみつ箱
駆け落ちしてイタリアへいったはずの姉からの荷物は、なぜか韓国から送られてきたのです。
第2話 食堂ミツコ最後の日
ミツコおばあさんの食堂の最後の日に招待された真智は、招待状を見てハッと思ったのです。
第3話 いつかのファンレター
テレフォンアポインターの美玖のところに、小学生の頃に好きだった漫画家から荷物が届きました。
第4話 孔雀石の母子像
勝義さんは、美術展のチケットをもらったのですが、それが何の為なのかわからずにいました。
エピローグ
贈りものを開いてみて、その人のことをイヤだと思っていたのは、実は思い違いだったと気づく人が今回は多かったですね。
今回一番気に入ったのは、子どもの頃に好きだった漫画のことを思い出して勇気が湧いたという第3話です。勇気を持つってこういうことなんですね。
それにしても、七星さんは頑張りますね。きっと、この仕事を天職だと信じているのでしょう。そういう仕事に巡り合えた彼女が羨ましいです。
#天国からの宅配便 #NetGalleyJP
3138冊目(今年112冊目)
« 『まめで四角でやわらかで 上』 ウルバノヴィチ香苗 24-111 | トップページ | 『CARPE DIEM 今この瞬間を生きて』 ヤマザキマリ 24-113 »
「日本の作家 は行」カテゴリの記事
- 『せいめいのはなし』 福岡伸一 25-179-3575(2025.07.01)
- 『会う力』 早川洋平 25-148-3544(2025.05.31)
- 『ぼく、バカじゃないよ』 藤野千夜 25-137-3533(2025.05.20)
- 『どうして死んじゃうんだろう』 細川貂々 25-113-3509(2025.04.26)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『ヨークシャーの丘の幽霊』 マーカス・セジウィック 25-180-3576 (2025.07.02)
- 『チョコレート・ピース』 青山美智子 25-174-3570(2025.06.26)
- 『笑う四姉妹』 金子ユミ 25-182-3578(2025.07.04)
- 『きいろいバス』 ローレン・ロング 25-166-3562(2025.06.18)
- 『となりの陰謀論』 烏谷昌幸 25-168-3564 (2025.06.20)
« 『まめで四角でやわらかで 上』 ウルバノヴィチ香苗 24-111 | トップページ | 『CARPE DIEM 今この瞬間を生きて』 ヤマザキマリ 24-113 »
コメント