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『ルドルフといくねこ くるねこ』 斉藤洋 24-122

Rudoruhutoikunekokuruneko

ルドルフといくねこ くるねこ

ルドルフとイッパイアッテナ Ⅲ

斉藤洋(さいとう ひろし)作

杉浦範茂(すぎうら はんも)絵

講談社

 ルドルフたちのところへ、江戸川の向う側の市川からドラゴン兄弟が相談しにやってきました。あちらで大きな犬が、猫たちの生活を脅かしているというんです。川を越えて江戸川まで奴が来ないようにするためにも、イッパイアッテナの力を借りたいというんです。モチロン、彼が断わるわけがありません。ドラゴン兄弟は、仁義を切るという意味で弟のテリーをこちらに人質ならぬ猫質として残して行くことになりました。

 テリーがなかなかいい奴で、ルドルフやブッチーと仲良くなって、浅草まで一緒に出かけたりします。そんなことをしながら待っていたのに、イッパイアッテナがなかなか帰ってこなくて、ちょっと不安になってきました。

 

 ルドルフが住む世界では、猫と犬は会話ができるんです。人間が話している言葉も彼らは理解しています。でも、人間は猫や犬の言葉は分かりません。だから同じ猫であっても人によって呼び名が違っているから、ルドルフだってクロって呼ばれたりします。だから最初にイッパイアッテナに会ったときの彼の答えが、今はよくわかるんです。

 ルドルフは頭のいい子だから、浅草までの道のりを調べたり、強い相手とどう戦おうかということは考えられるんだけど、ブッチーの恋心はわからないのかなぁ?まだ彼は子どもってことなのかしら。

 とはいえ、みんなから愛され、頼りにされるようになったルドルフは、この町でこれからも生きていくのでしょうね。そして、ブッチーの気持ちもわかるようになるんだろうなぁ。

3148冊目(今年122冊目)

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