『うたう』 小野寺史宣 24-109
小野寺さんの作品を読んでいると、その独特な言葉遣いやリズムから、小野寺さんだなぁって感じが伝わってくるんです。いい加減な人も、真面目な人も、それぞれに思いがあるんだなということが伝わってきます。
今回は学生時代にバンドを組んでいた4人が、解散後それぞれの道を見つけていくお話です。自分にも、こういうことがあったなぁと思い出すことがいろいろとありました。
ところで、4人が今住んでいるところの地名を見て「アレ?」と思ったんです。小野寺さんのエッセイ「銀座に住むのはまだ早い」に登場した場所がいくつか登場していて、それもまた面白かったのです。
最後の話で絹枝さんが中野区内を歩いていて、ホームセンターとホールがある場所へ出たところ、「ああ、あそこだな」ってすぐに分かりました。そのホールはたぶん「なかのZERO」、10年位前に何度も歩いた道でした。
・うたわない 古井絹枝
・うたう 鳥などがさえずる 伊勢航治郎 G
・うたう 明確に主張する 堀岡知哉 B
・うたう 詩歌をつくる 永田正道 D
・うたう 音楽的に発声する 古井絹枝 V
彼らが組んでいたバンド「カニザノビー」の曲名は必ず3文字でした。だからこの本のタイトル「うたう」も3文字なのかな?
3135冊目(今年109冊目)
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