『本へのとびら 岩波少年文庫を語る』 宮崎駿 24-131
宮崎さんが選んだ50冊の岩波少年文庫の本が紹介されているのですが、その中でわたしが読んだことがある本は11冊でした。
この50冊すべてに宮崎さんのコメントが添えられています。どれも宮崎さんご自身が好きな本なのに、「この本はさいごまで読めていません」というものもあります。それはどうやら、「文章は最後まで読めていないけれど挿絵が気に入っている」ということのようです。
わたしは子どもの頃からかなり本を読む方でしたけど、岩波少年文庫を読むようになったのは大人になってからです。子どもの頃に楽しんだ本を大人になって読み返すと、何だか不思議な気持ちになります。あの頃はここが好きだったんだよねぇって思い出すことあれば、あれ、こんなお話だったっけ?ということもあります。
子どもの頃、まだ外国が遠い世界でした。お話の中には、見たこともない食べ物が出てきたり、想像もできないような大きなお屋敷が出てきたり、ストーリーとは関係ないところでもワクワクしてたのです。
そういう見たこともないようなものを見ることができる挿絵は重要だと宮崎さんはおっしゃいます。挿絵にもお国柄とか、
このリストには入っていませんけど、「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」で登場したターキッシュ・デライトなんて、日本語に訳した人だって見たことがないお菓子だったのでしょうね。
ドリトル先生に登場する「ネコ肉屋」だって、そういう仕事が本当にあるなんて思っていませんでした。そういう不思議さもまた楽しかったのです。
子どもの頃にそういうワクワクを知ってしまったからこそ、今でも本を読むのが楽しくてしょうがないという気持ちを持ち続けられているのかもしれません。この本でリストアップされている本から、また何冊も読んでみたい本が増えました。
「星の王子さま」サン=テグジュペリ 〇
「バラとゆびわ」サッカレイ
「チポリーノの冒険」ジャンニ・ロダーリ
「ムギと王様」エリナー・ファージョン
「三銃士」アレクサンドル・デュマ 〇
「秘密の花園」フランシス・ホジソン・バーネット 〇
「ニーベルンゲンの宝」
「シャーロック・ホウムズの冒険」コナン・ドイル 〇
「ふしぎの国のアリス」ルイス・キャロル 〇
「小さい牛追い」マリー・ハムズン
「せむしの小馬」エルショーフ
「ファーブルの昆虫記」ファーブル
「日本霊異記」水上勉
「イワンのばか」レフ・ニコラーエヴィッチ・トルストイ
「第九軍団のワシ」ローズマリ・サトクリフ
「クマのプーさん」A.A.ミルン
「長い冬」ローラ・インガルス・ワイルダー
「風の王子たち」ボードウイ
「思い出のマーニー」ジョーン・ロビンソン
「たのしい川べ」ケネス・グレーアム
「とぶ船」ヒルダ・ルイス
「フランバーズ屋敷の人びと」K.M. ペイトン
「真夜中のパーティー」フィリパ・ピアス
「トム・ソーヤーの冒険」マーク・トウェイン
「注文の多い料理店」宮沢賢治 〇
「海底二万里」ジュール・ベルヌ
「床下の小人たち」メアリー・ノートン
「ハイジ」ヨハンナ・シュピリ 〇
「長い長いお医者さんの話」カレル・チャペック
「ツバメ号とアマゾン号」アーサー・ランサム
「飛ぶ教室」エーリヒ・ケストナー
「ロビンソン・クルーソー」ダニエル・デフォー
「宝島」R.L.スティーヴンスン
「みどりのゆび」モーリス・ドリュオン
「ネギをうえた人」金素雲
「聊斎志異」蒲 松齢
「ドリトル先生航海記」ヒュー・ロフティング 〇
「森は生きている」サムイル・マルシャーク
「小公子」フランシス・ホジソン・バーネット 〇
「西遊記」呉 承恩
「クローディアの秘密」E.L.カニグズバーグ 〇
「やかまし村の子どもたち」アストリッド・リンドグレーン 〇
「ホビットの冒険」J.R.R.トールキン
「影との戦い ゲド戦記1」アーシュラ・K. ル=グウィン
「まぼろしの白馬」エリザベス・グージ
「ぼくらはわんぱく5人組」カレル・ポラーチェク
「ジェーン・アダムスの生涯」ジャッドソン
「キュリー夫人」エリナー・ドーリイ
「オタバリの少年探偵たち」セシル・デイ・ルイス
「ハンス・ブリンカー」メアリー・メイプス・ドッジ
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