『古本屋台 2』 Q.B.B. 24-133
屋台で古本を売るおじさんと、そこへ集まって来る人たちは前作とほぼ同じ顔ぶれです。新しくやって来たお客さんは、こんな店があるということにビックリして、恐る恐るおじさんに声を掛けます。ある程度は話をしてくれるけど、余りしつこく話しかけてくると「うるさい」と怒られます。
常連さんでも、本の蘊蓄を声高に話していると怒られます。本を買う時だって「この本、買いたいんですけど」と低姿勢になってしまうのも、この店のあり方だと、みんな納得しています。
屋台で出てくるお酒は「さつま白波のお湯割り」100円の一択、それも一杯だけ。「うちは飲み屋じゃないからね」がおじさんのモットーです。
なんて言いながら、時々豚汁を作ってくれたり、お客さんが差し入れしてくれた「そうめん」をみんなで食べたり。こういう店、ホントにないかなぁ?
前作のときにコーヒーが出たらいいなって思ったんですけど、今回同じことを思った人がいました。でも出てきたのは(笑)
それで、いいのだ!
各ストーリーごとに本が紹介されるんですけど、おじさんの本のセレクトはなかなかなものです。
3159冊目(今年133冊目)
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