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  • ダメでもいいからやれ。
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    (by 本田宗一郎)

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『ワンダー Wonder』 R.J.パラシオ 24-150

Wonder

ワンダー Wonder

R.J.パラシオ
R.J. Palacio

中井はるの(なかい はるの)訳

ほるぷ出版

 オーガストは元気だし、頭もいいふつうの男の子だけど顔に大きな問題がありました。初めて彼の顔を見たほとんどの人は、叫ぶか固まるんです。だからこれまでは学校へ通っていなかったんだけど、10歳(5年生)からふつうの学校へ通うことに両親が決めたんです。

 彼はもちろん覚悟していましたた。教室へ入ったとたんにみんなが自分のことをじっと見つめていたリ、さっと目をそらしたりしたけど、自分に声を掛けてくれる子もいました。だから、明日も学校へ行こうという気持ちになれました。

 

 オーガストの姉のヴィア、クラスメートのサマーとジャック、ヴィアのボーイフレンドのジャスティン、ヴィアのクラスメートのミランダ、そしてオーガストのパパとママ。それぞれがオーガストに関して、戸惑うこともいろいろあるんです。泣いたり、怒ったり、様々な感情が渦巻くけど、それはオーガストのことが大好きだからなんです。

 いじめっ子のジュリアンは執拗にいじめてくるけど、彼の子分たちの態度が少しずつ変わっていったのは、オーガストの人となりを知ったからでしょうね。いじめてる理由がどうにも下らなかったしね。ジュリアン自身も、凄く悪い子というよりも、彼の両親の影響が大きいような気がします。

正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。
When given the choice between being right or being kind,Choose kind.(ウェイン・W・ダイア―)

 この、ブラウン先生の格言は、この物語を上手く表現しているなと思います。何かを選択するときに、いつもこれを忘れずにいようと思います。そうしたら、世の中がもっとよくなると信じたいのです。

3176冊目(今年150冊目)

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