『おともだち』 高野文子 24-138
古本屋台2で紹介されていた本です。
高野さんの作品を読むのは初めてです。雰囲気としては昭和の少女マンガなんだけど、それだけではない不思議な雰囲気が漂っています。
「きいちのぬりえ」をモダンにしたような、最近こういう絵を見てないなぁという感じです。
この本の中で一番好きなのは「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」、学校で「青い鳥」を演じるというお話です。戦前の女学校のお話なのかしら、乙女たちの心のゆらぎや、ちょっと意地悪な感じがいいですねぇ。
わたしも、こういう感じのお芝居を小・中学生の頃にやった覚えがあります。どんなことをやったというよりも、衣装を着て舞台に立ったというワクワク感を思い出しました。
この5篇が収められています。
・盛子さまのおひなまつり
・上海の街角で
・春ノ波止場デウマレタ鳥ハ
・ボビー&ハーシー
・デイビスの計画
3164冊目(今年138冊目)
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