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『ヒトミさんの恋』 益田ミリ 24-159

Hitomisan

ヒトミさんの恋

益田ミリ(ますだ みり)

文藝春秋

 両親と同居するヒトミさん40歳。会社ではベテランの粋に入っているけれど、管理職になるわけでもなく、淡々と事務の仕事をしています。結婚しないでこの歳まで来てしまって、焦るというわけじゃないけど、このまま歳を取るのもなぁって思っています。

 付き合って欲しいという男性が現れるけど、歳の差を考えると結婚はどうかなぁ?と思ってしまうヒトミさん。

 それよりも気になるのは、両親のこと。このまま歳とっていって家の庭を眺めるだけの生活になっちゃうのかなぁ?だったら綺麗な花が咲く木を植えた方がいいのかなぁなんて思うのは、自分自身の老後のことも心配だからかかしら。

 40歳って微妙なお年頃ですよね。人生あと半分って意識するころだし、両親の今後のことも考えなければならないし、身体も若いころのように無理がきかなくなってるし、いろいろと悩み多きお年頃です。

 ヒトミさんみたいな人がきっと大勢いるんだろうなぁ。決定的な何かが起きないと方向転換ができない自分の人生に、向き合うのって難しいよね。

3185冊目(今年159冊目)

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