『猫目荘のまかないごはん』 伽古屋圭市 24-187
降矢伊緒(ふるやいお)は、猫目荘(ねこのめそう)へ引越してきました。古い物件だけど朝夕の二食のまかない付だし、家賃が安いことが魅力でやってきたのです。食事は食堂で、住人がみんな集まって来て食べるというスタイルに、ドギマギしてしまう伊緒。彼女はコミュ障とまではいかないけれど、知らない人に打ち解けるのがとっても苦手なんです。
しばらく暮らしてみると、ここに住む人たちはみんな癖強めではあるけど、余計な干渉もしてこないし、結構いい環境かもしれないと思い始める伊緒でした。そして、大家さんが作ってくれるご飯のおいしさに気がつけるようになったんです。
とはいえ、とにかくネガティブな伊緒にちょっと呆れつつも読み進んでいくと、彼女がそんな人になってしまった原因がわかって来て、なるほどねぇと思ったり、気がついて逃げ出せただけ上出来じゃないって思えてきました。
猫目荘の大家さんは男性二人で、「ああ、そういうことね」って思っていたことが、実は違っていたというところが、伊緒の人生の転機になったのかなぁ?これからの猫目荘がどうなっていくのかも知りたいから、続編希望です!
3213冊目(今年187冊目)
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