『古本食堂 新装開店』 原田ひ香 24-170
珊瑚さんと美希喜(みきき)さんは大叔父の滋郎さんが遺した古書店を続けています。店の中にカフェコーナーを作ろうかという話になって、いざ工事を始めて見たら、漆喰壁の奥から意外なものが出てきたのです。
滋郎さんが遺した謎のメッセージを追っていくうちにわかった、大我さんとの思い出もいいお話でした。
神保町は、表通りの老舗の古書店が頑張っているだけでなく、裏通りに小さな古書店が増えています。やっぱり、あの雰囲気に惹かれて出店する人が多いのでしょうね。滋郎さんが遺したこの小さな古書店も、少しずつ変わりながら、この町で生きていくのでしょう。美希喜さんは、そう決心したのだと思うのです。
そして珊瑚さんも、ついに自分自身の道を歩み始めるのかなぁ?
第一話 森瑤子『イヤリング』と川端康成『愛の小説』と日本で一番古いお弁当屋さん
第二話 候孝賢監督『珈琲時光』と「天ぷらいもや」
第三話 『角川フィルムストーリー Wの悲劇』と豊前うどん
第四話 昭和五十六年の『暮らしの手帖』と「メナムのほとり」
第五話 伊丹十三『「お葬式」日記』『「マルサの女」日記』と「なかや」の鰻
最終話 『京都「木津川」のおひるご飯』と中華料理店のカレー
それにしても、古書とおいしいものって、この組み合わせはズルいですよねぇ(笑)
名店揃いの神保町ですけど、わたしにとってのNo.1は「いもや」でした。天ぷら、天丼、とんかつ、どの店にも白木のカウンターがあって、蜆のおみそ汁がおいしかったことを思い出します。
そして「メナムのほとり」も思い出深いタイ料理店です。タイ料理にお鍋があると知ったのも、青いパパイヤのサラダは蒸したもち米で食べるとおいしいと教えてもらったのもこのお店でした。2022年に閉館してしまった岩波ホールで映画を見た後に、よく寄ったものでした。
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