『見えるもの 見えないもの 翔の四季 春』 斉藤洋 24-216-3242
見えるもの 見えないもの 翔の四季 春
斉藤洋(さいとう ひろし)作
いとうあつき 絵
講談社
『かげろうのむこうで 翔の四季 夏』
『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』『こえてくる者たち 翔の四季 冬』に続く
「翔の四季」シリーズの4巻目
翔と涼と杏と知里は仲がいい。翔は涼になら何でも話すが、後の2人には言わないことがある。翔と杏との間だけでの秘密もある。
4人にはそれぞれ、ちょっと変わった能力があるから、他の人たちへはうかつに話せないことがあるので4人でいることが多いのだけど、そういうのが気になってしまうクラスの女子からイヤミを言われたりすることもある。
それはイヤなことなんだけど、本当のことを説明することもできないし、適当にかわしていくのが大事なんだって涼は言う。
学校の宿題が簡単すぎて時間の無駄だって翔は思っていて、涼に同意を求めたら、こう言われてしまった。「そういうのは先生に言ってもらちが明かないことなんだ。ぼくらみたいに簡単すぎて嫌だって思っている人間だけじゃなく、難しすぎて嫌だって思っている人だっている。すべての人にちょうどいい宿題を出すなんて無理なんだよ。僕にとっては簡単にできることだから、さっさとやって、波風が立たないように毎日を過ごしていくことの方が、楽なんだよ。』
翔は、ちょっと不満だけど、涼のように考える方がいいのかなぁ、なんて思う。
人によって見えるもの、見えないものがある。人によってできること、できないことがある。それが、他人からわかってもらえることもあれば、わかってもらえないこともある。
6年生の彼らがこんなことを考えているなんて、大人は気がついてないんだろうな。そんな大人たちだって同じ年頃には、きっと同じようなことを考えてたはずなのに。
3242冊目(今年216冊目)
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