『僕の神さま』 芦沢央 24-203
僕(佐土原)の友だちの水谷くんは、凄い人なんだ。クラスメートから相談を受けたことに何でも答えてくれる。どうしてそんなことまで知ってるの?と思うような回答をしてくれる。だからみんなは彼のことを「神さま」と呼んでいる。もちろん僕もそう思っている。
最初の方では、小学校5年生の推理ごっこのようなものだって思っていたら、話が進むにつれて、かなり深い問題が出てきて、これって子ども向けの話じゃないぞと気づいたんです。
運動会の騎馬戦で勝つための策を練ったのも、決して勝負に勝ちたいからではなかったし。家庭内暴力からどう逃げるのかの話も意外な展開だったし。これってミステリーだわ!
第一話 春の作り方
第二話 夏の「自由」研究
第三話 作戦会議は秋の秘密
第四話 冬に真実は伝えない
エピローグ 春休みの答え合わせ
主人公の佐土原くんは、ずっと水谷くんを頼ってきたけど、そんな生き方でいいのかって疑問を投げかけてくれた水谷くんって、本当に小学生なの?実はコナンくんじゃないの?
3229冊目(今年203冊目)
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