『変な人が書いた驚くほどツイてる話』 斎藤一人 24-205
魂の修行の中で、二つやらなければならないことがあるとしたら、
一つは、知っていることを、もったいつけずに教えること。
二つ目は、知らないことを素直に聞けること。
これってね、簡単そうで難しいことだなって思います。自分が知っていることを誰かに教える時に、「ほら、すごいだろう」って、ついついもったいつけちゃうんですよ。そして、そんなことを相手が思っていなくても「あいつは、偉そうに言うんだ」と受け取ってしまう自分。この両方が揃ってしまっている自分に気づかない。
たとえ相手が偉そうに言ったとしても、「あの人が言うんだから、そうだろう」って思えたら、素直に聞けます。でも、そうじゃない場合がほとんどで、相手にどうやったら素直に聞いてもらえるんだろう?という問いにも一人さんは答えてくれます。
「そうだよね、わかるよ」この一言で必ず変わります!
まずは、どんなことであっても肯定すること。それなしには相手の心は開きません。相手がどんなに悪いことをしたとしても、「そうなんだ、○○したんだね」と事実を受け取ること。それをやらずにいられなかった相手の気持ちを受け止めること。それが大事なんです。
でもね、現実には逆のことばっかりしてしまうのが人間。
日本人は、日本記録を出しても、どうも世界記録は出せない。世界に通用しないのは、お母さんが「あんたのことが心配で」と言い、どこへ行っても「うちの子はダメなのよ」と言っているからなんです。
人間、「ダメなのよ、ダメなのよ」と言われると、ダメなような気になってしまうのです。
家族だから心配するという気持ちはわかるけど、それでその子が潰されちゃったら元も子もないんだから。とりあえず信じようよ。「うちの子はきっとできる」って、他の誰も認めてくれなくてもお母さんだけは信じてくれる。それが一番大事なこと。
誰かから愛されている。誰かに見守ってもらっている。そんな人がひとりいたら、それだけで生きていける。
いつも自分はツイていると思って生きなさい。何か悪いことが起きても、この程度で済んでよかった、わたしはツイているって思えたら、それ以上悪いことは起きないんだよ。という言葉を忘れずにいようと思います。
3231冊目(今年205冊目)
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