『積ん読の本』石井千湖 24-279-3305
この本に登場する「積ん読」の写真は、どれも壮観です。背表紙が見えるように理路戦前と並べている人もいれば、ジェンガのように床に本を積み上げている人もいます。自分の部屋に収めきれなくなって、廊下やトイレにまで置いてあったりする人もいます。
どうしてそこまで本を集めてしまうのか?仕事の資料として必要、自分にとって大事な本だから、いろんな理由があるようだけど、本人以外にとってはどうでもいいものであることが多いのも事実。わたしの知人で、本の重さで床が反ってしまい、家人からこれを片付けるか、それとも家を出ていくかと迫られ、倉庫を借りた人もいました。
デジタルの本であれば、そんなことにならないではないかという意見に対しては、こんな反論が出てきます。
紙の本と違って電子はモノとして残らないから、金を浪費している気がして罪悪感をおぼえる
デジタル版も線は引けますし、メモも書き込めますが、メモを書く時も書いたメモを読むときも、いちいちタップして別の画面を開かなければいけない。メモと本文を同時に読むこともできません。面倒くさいんですよ。紙の本なら余白にペンで書き込めばメモと一緒に本文も読めます。
本の背表紙がないところがデジタル書籍の不便なところだという人もいます。それは何となくわかるなぁ。
一般の人が本のことを「モノ」として考えているのに対して、積ん読に至る人にとっては「特別なモノ」なんじゃないかなぁ?だから通常のものならできる「心がときめかないものは捨てる」という選択ができないのですよ。
積読っていうのは「読まない本を買ってる」んじゃなくて「自分のための図書館を建ててる」
やっぱり出会った本を読みたいという衝動が抑えられないからじゃないでしょうか。
今、この本を手に入れなかったら、二度と出会えない、だからこの本を買い、ずっと家に置いておきたい。この気持ちは「推し」を持つ人なら分かってくれるんじゃないかな。好きなものだから、ずっと一緒に暮らしたい。それが「積ん読」なんだろうなぁ。
#積ん読の本 #NetGalleyJP
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