『台湾の少年 3 戒厳令下の編集者』 游珮芸、周見信 24-331-3357
台湾の少年 3
Son of Formosa
戒厳令下の編集者
游珮芸(ゆう はいうん Pei Yunyu)
周見信(しゅう けんしん zhou_jianxin)
倉本知明(くらもと ともあき) 訳
岩波書店
台湾
10年間の刑期を終えて、蔡焜霖は故郷へ帰ってきました。前科者となってしまった彼は就職に苦労します。せっかく採用されても、前科のせいで仕事を失うことが何度もありました。でも焜霖は、自分を認めてくれる会社に出会い、新しいアイデアで会社を大きくしていきます。そして、児童雑誌「王子」の成功で、会社は大きくなりました。
幼馴染の「きみこ」と結婚することもできて、会社も上手くいって、焜霖の人生は順風満帆でした。
日本のプロ野球でスターとなった王貞治さんは、台湾にとって希望の星だったのです。彼に憧れて野球をする少年がドンドン増えました。そんな中で焜霖は、地方の小さな村の小学校の野球チームが全国大会へ出るために尽力します。
そんな努力のおかげもあって、台湾での野球熱は盛り上がっていきましたが、お金を使い過ぎた焜霖の会社は支払いをすることができなくなってしまいました。
刑務所で無駄に過ごしてしまった10年間を取り戻そうと、仕事に、勉強にと頑張った焜霖でしたが、また、振り出しに戻ってしまったのです。
3357冊目(今年331冊目)
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