『BANKSY IN NEW YORK』 Ray Mock 24-346-3372
この写真集は、バンクシーが、ニューヨーク市中をハックした2013年10月の1ヶ月を追った全記録。撤去された作品も全て見られる完全ドキュメントです。
バンクシーのキャンバスは、ストリートです。彼の作品は、彼が描いた絵だけでなく、背景となったもの、つまりレンガの壁、コンクリートの壁、自動車などが重要な役割をしています。
それまでは誰も見向きもしなかった消火栓や、排水管、街灯や古びた標識などと、一緒にポートレイト写真を撮っているようなバンクシーの絵だからこそ、魅力があるのです。
I Love New York のこのデザインだって、聴診器を当てている医者と思われる男性が存在することによって、新たな意味を持ちます。
思わず「New York」の健康状態を心配しちゃうじゃないですか(笑)
バンクシーの絵は、街から見れば勝手に書かれた落書き(グラフィティ)です。ですから、それが描かれた建物の所有者が落書きだと思えば消されてしまいます。
バンクシーが有名になってからは、それらしき絵を見つけても消されることは減りましたけど、こういうアートを認めない人も一定数いるのはしょうがないことです。
表紙のぬいぐるみの動物たち、実はトラックに乗せられて街の中を走り回っていたのだそうです。中には黒い服を着た人(黒子)がいて、ずっと動物たちを動かし続けていたというのにビックリ!
人をビックリさせることが好きなバンクシーだけど、こういう作品は珍しいですよね。
こんな風に街をジャックして勝手に展覧会をしたバンクシー。どこに作品が出没するか分からないから、噂を聞きつけたら観に行っていたファンは、楽しかっただろうなぁ。
3372冊目(今年346冊目)
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