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『ルドルフとノラねこブッチー』 斉藤洋 24-351-3377

Buchy

ルドルフとノラねこブッチー

ルドルフとイッパイアッテナ Ⅴ

斉藤洋(さいとう ひろし)作

杉浦範茂(すぎうら はんも)絵

講談社

 ブッチーが急に文字を習おうかなって言い出したから、ルドルフは喜んでひらがなやアルファベットを教えるようになりました。でも、どうして文字を読みたいって思うようになったんだろう?って気になってました。よくよく聞いてみたら、元の飼い主が茨城にいて、一度会いに行きたいんだって。

 茨城へ行って探し回ればいいってブッチーは言うけれど、茨城は広いんだから、ちゃんと調べてから行こうよってルドルフは提案したんです。それに、元飼い主の名前もわからないって!(飼い主は猫の名前を呼ぶけど、猫は飼い主の名前を呼ばないもんなぁ)。それじゃどうにもならないから、タイガー(イッパイアッテナ)に相談したら、元飼い主が引越したのなら、仲の良かった近所の人の所に年賀状くらい来てるだろう。それを調べてみようぜってことになったんです。

 

 猫の世界にも、礼儀とか仲間意識とかがあって、新入りさんとのもめごとがあったりもするけれど、このあたりでは親分(ここではタイガー)がしっかりしているから、大したことにはならずに済むのね。隣町の猫との関係もきちんとしてるし、人間も見習わなくっちゃ。

 ルドルフは、自分も飼い主と離れ離れになってしまったから、ブッチーの気持ちもわかるし、もし元飼い主が見つかってそっちへ行くって言われたら寂しいなぁとも思うし、複雑な気持ちです。やっぱりルドルフは優しい子なのよ。

 ルドルフたちの会話を聞いていると、家の近所の猫たちも、こんなことしゃべってるのかなぁって想像しちゃいます。

 

・ルドルフとイッパイアッテナ
・ルドルフ ともだち ひとりだち
・ルドルフといくねこ くるねこ
・ルドルフとスノーホワイト
・ルドルフとノラねこブッチー

3377冊目(今年351冊目)

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