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『レベル3』 ジャック・フィニイ 25-41-3437

Level3

レベル3
The Third Level

ジャック・フィニイ
Jack Finney

福島正実(ふくしま まさみ)訳

早川書房

  「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「時をかける少女」「ターミネーター」のようなタイムトラベルに心惹かれます。タイムマシンを使って時間移動することもあれば、偶然にタイムスリップしてしまうこともある。そんな未知との出会いにワクワクしてしまのです。

 

 「レベル3」はニューヨークのグランドセントラル駅で、あるはずがない地下3階で主人公の男は驚くべき体験をするのです。グランドセントラル駅は、とても魅力的な建物です。わたしは一度だけここを訪れたことがあるのですが、その時の景色を思い出しながらこの作品を楽しみました。わたしは駅内をウロウロと見て周りました。当時は地上2階には何にも使われていない空間があって、とても不思議な感じがしました。

 「おかしな隣人」で描かれた、過去の世界へ移住しようとする人たちの話は、現代社会が常に持っている悩みが、この作品が書かれた1950年代にも存在していたということを感じました。

 

 どの作品も、偶然に時空を超えてしまう人が登場するのです。ミステリー的な部分もありますけど、ほとんどがノスタルジックさを感じるもので、とても魅力的でした。

 スティーヴン・キングが愛してやまないというジャック・フィニイ。次は、レベル3にも登場したゲイルズバーグを旅しなければ!

・レベル3
・おかしな隣人
・こわい
・失踪人名簿
・雲のなかにいるもの
・潮時
・ニュースの陰に
・世界最初のパイロット
・青春を少々
・第二のチャンス
・死人のポケットの中には

3437冊目(今年41冊目)

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