『長い長いお医者さんの話』 カレル・チャペック 25-47-3443
長い長いお医者さんの話
Devatero pohádek karla čapka
カレル・チャペック
Karel Čapek
ヨゼフ・チャペック
Josef Čapek
岩波少年文庫 2
チェコ
#岩波少年文庫100冊マラソン 3冊目
魔法使いのマジャーシュさん、ウメの実を種ごと飲み込んでしまって、のどが詰まってしまいました。やっと息ができる程度の常態で、弟子が急いでお医者さまを呼びに行きました。
お医者さまは、マジャーシュさんの様子を観察するのですが、なかなか治療してくれません。他のお医者さまも呼んで相談するから、その間お話を聞かせてくれるというのです。
・長い長いお医者さんの話
・郵便屋さんの話
・カッパの話
・小鳥と天使のたまごの話
・長い長いおまわりさんの話
・犬と妖精の話
・宿なしルンペンくんの話
・山賊の話
・王女さまと小ネコの話
働き者の郵便屋さんが夜の郵便局でビックリしたお話や、カッパのお話、山賊の上品な息子の話など、楽しいお話が続きます。
「郵便屋さんの話」のように、妖精がお仕事をしてくれるお話って、コロボックル伝説とか、アリエッティの話とか、世界中にあるのでしょうね。
でも、一番ビックリしたのは「カッパの話」です。チェコにもカッパがいるんだ! 人とうまく共存していて、水に関するお仕事をしています。彼らと仲良くしていないと水害が起きたり、干ばつが起きたりするって、なるほどなぁと思いました。
カレルが書いた面白いお話と、ヨゼフが描いた可愛い絵が、とってもいいコンビネーション。兄弟でこういう本を作れるってステキですね。
3443冊目(今年47冊目)
« 『Curious George’s First Day of School』 H.A. Rey, Marget Rey 25-46-3442 | トップページ | 『大軍都東京 忘れられた日本の戦争遺跡を訪ねる』 黒田涼 25-48-3444 »
「海外 児童書」カテゴリの記事
- 『エーミールと三人のふたご』 エーリヒ・ケストナー 25-103-3499(2025.04.16)
- 『エーミールと探偵たち』 エーリヒ・ケストナー 25-93-3489(2025.04.06)
- 『たのしい川べ』 ケネス・グレーアム 25-91-3487(2025.04.04)
- 『床下の小人たち』 メアリー・ノートン 25-88-3484(2025.04.01)
- 『Curious George Takes a Job』 H.A. Rey, Marget Rey 25-84-3480(2025.03.28)
「岩波少年文庫」カテゴリの記事
- 『エーミールと三人のふたご』 エーリヒ・ケストナー 25-103-3499(2025.04.16)
- 『エーミールと探偵たち』 エーリヒ・ケストナー 25-93-3489(2025.04.06)
- 『たのしい川べ』 ケネス・グレーアム 25-91-3487(2025.04.04)
- 『床下の小人たち』 メアリー・ノートン 25-88-3484(2025.04.01)
- 『くろて団は名探偵』 ハンス・ユルゲン・プレス 25-82-3478(2025.03.26)
« 『Curious George’s First Day of School』 H.A. Rey, Marget Rey 25-46-3442 | トップページ | 『大軍都東京 忘れられた日本の戦争遺跡を訪ねる』 黒田涼 25-48-3444 »
コメント