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『タッグ』 小野寺史宜 25-86-3482

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タッグ

小野寺史宜(おのでら ふみのり)

角川文庫

 居酒屋「とべ」のおやじさんは、元プロレスラーの戸部栄純さんです。子ども2人(衣麻と雄大)がまだ小学生の時に妻の美鶴さんが亡くなり、子どもたちを育てるためにレスラーを辞めて、この居酒屋を始めました。

 店は千駄木にあり、近所に住むお馴染みさんもいれば、東京出張の時に寄ってくれる友人もいます。コロナで大変な時期もあったけど、なんとか10年続けてくることができました。

 衣麻(いま)は、店の手伝いを小学生の頃からやってくれていて、この春に大学生になったのでアルバイトとして働いてくれています。雄大は大学4年でただいま就活中。いろんな会社に面接へ行っているけど、なかなか就職が決まりません。

 親子3人、それぞれに悩みはあるけど、仲良くやってます。

・三月 戸部栄純
・四月 戸部衣麻
・五月 戸部雄大
・六月 早田美鶴

 最後の章で、妻の美鶴(みつる)さんが、なぜ栄純さんと結婚しようと思ったのかという話が出てきて、「そうだよね、こういう思いやりのある人がいいよね」ってわたしも思いました。

 名乗るときには必ず名前の漢字を説明するとか、通勤通学の最寄駅を言うとか、いつもの小野寺さんっぽい感じが溢れていて、ホッとする感じがいいなぁと思う作品でした。

3482冊目(今年86冊目)

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