『The wizard of Oz』 L. Frank Baum 25-80-3476
The wizard of Oz
Oxford Bookworms Library: Level 1
L. Frank Baum
Oxford University Press
日本語題:オズの魔法使い
英語多読
オズの魔法使いの映画を観たのはいつだったかしら? ジュディー・ガーランドがドロシーを演じていて、知恵がないカカシ、心がないブリキ男、臆病なライオン、そして愛犬トトとの冒険物語なんだけど、ストーリーはほとんど覚えてませんでした。唯一きちんと覚えていたのは、ドロシーが歌った「虹の彼方に」(Over the Rainbow)がステキだったこと。
この物語は、カンザスでおじさん夫婦と暮らしていた家が竜巻で吹き飛ばされ、家の中にいたドロシーとトトが知らない場所まで飛ばされてしまったところから始まります。アメリカでは竜巻の被害が昔からよくあったということなんでしょうね。
ドロシーたちの家が飛んできた場所には「悪い西の魔女」がいて、彼女は死んでしまいました。よくぞ彼女を殺してくれたと北の魔女に褒められ、西の魔女が履いていた赤い靴を履いていきなさいと言われます。そして、オズという場所に住む魔法使いに頼めば、何でも夢をかなえてくれると教えてもらいました。
ドロシーはカンザスに帰りたい、カカシは知恵(Brain)が欲しい、ブリキ男は心(Heart)が欲しい、臆病なライオンは勇気(Brave)が欲しい。だから、オズの魔法使いに会いに行く旅に出たのです。
「知恵」と「心」と「勇気」、こういうものって、自分で築いていくもののはずなのに、誰かからもらおうと思っている人が多いし、そもそも、こういうものが自分にとって必要だと解っていない人もいるし。こういうテーマって不変なんだなって思いました。
3476冊目(今年80冊目)
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