『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』 黒田剛 25-97-3493
黒田さんは書店の外商部で営業の仕事をしていましたが、なかなかうまくいきません。どうしたらこの状況を突破できるのかと悩んでいたとき、ある一冊の本に書かれていたことにピンと来たのです。それは、自社製品のアピールではなく、「何かお困りごとはありませんか?」と、顧客の悩みを聞くということでした。
顧客の悩みの解決策が見つかれば、それが自分の営業につながるということに黒田さんは気がつきました。そうか、注文してもなかなか本が届かないとか、本の紹介文があるといいなという希望に答えられたらいいのだと。
自分が売り込もうとしている本のことを、いくら熱心に話をしても相手は「ムリ、ムリ」と言うばかりです。そこで考え付いたのが「この本が、TVの○○という番組で紹介されたらいいですね!」と妄想を語ってみるということでした。妄想するのはタダです。でも、妄想は楽しいから、顧客のノリも良くなります。その時は何もなくても、何日かしてから「あの本、送ってもらえますか」という連絡が来ることだってあるんです。
非効率なようにみえるけど、こういうことの積み重ねが「信頼」につながっていくのでしょう。何かあったら、あの人に聞けばいいと思ってもらえるのは、実に素晴らしいことです。
現在、本のPRの会社を立ち上げた黒田さん。本を売るために様々なことをやっています。たとえば、著者へのインタビュー、TVやラジオ番組への出演などのセッティングもしています。そして、そういう場に必ず同席するのだそうです。そこでの話を聞くことで新しい「困りごと」を見つけ、それが次の仕事につながるのだそうです。
リト@葉っぱ切り絵さんの本をPR したのも黒田さんでした。彼の独特の世界を多くの人に知ってもらうために、リトさんと共にPRしていった手法は成功し、彼の本はビックリするほど売れるようになりました。
本のPRを90歳まで続けたいと語る黒田さん。そこまでこの仕事にのめり込めるのは、この仕事が楽しいから!とおっしゃいます。何かに悩んだときは、楽しい方を選ぶと断言されているくらいですから、きっとこの仕事を一生続けていかれるのでしょうね。
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