『ヨシモトオノ』 吉本ばなな 25-140-3536
不思議なものを見たとか、体験したという話は多くの物語になっているし、知人から聞くこともあります。
なんだか分からない力を感じて、某神社に入れないという友人がいたし、引出しの奥に入っていたお父さんの写真を見て、しばらく連絡してないなぁと思っていたら、電話がかかってきたという話をしてくれた友人もいました。
そういう不思議なことを怖いと思うのか、自然に受け入れてしまうのかは人それぞれです。ばななさんが紡ぐ物語に登場する人のほとんどは自然に受け入れてしまう人たちです。他の人には見えないけれど、自分にだけ見えてしまうものに対して、友達のように接するというのはとても日本人的な気がします。
わたし自身、霊のようなものではないけれど、こんなところでこの人に会う?という経験を何度かしたことがあります。理屈ではわからないようなことってあると思っているわたしにとって、こういうことがきっとあるよねと感じる物語ばかりで、とても楽しめました。
ところで、ばななさんは矢澤利弘さんの怖い絵が大好きで、表紙にしているんですって。
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3536冊目(今年140冊目)
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