『小松とうさちゃん』 絲山秋子 25-122-3518
・小松とうさちゃん
大学の非常勤講師をしている小松は、新潟へ行く新幹線で隣に座っていたみどりさんに一目惚れしちゃいました。でも、小松は実家暮らしだから何とか生活できている程度の稼ぎしかない自分が、彼女につき合ってくれって言っていいのか迷ってしまいます。小松はその話を居酒屋での飲み仲間の宇佐美(うさちゃん)に相談したのです。
一方、みどりさんは「病人見舞いサービス」という仕事をしています。家族はいても、病院になかなか見舞いにも来てもらえず、寂しいおじさん達の話し相手になるという仕事で、派遣コンパニオンっぽいお仕事だけど、病院内だから特段危ない目に合うことはありません。こういう仕事ってあってもいいよなって、わたしも思うんだけどなぁ。でも、みどりさんは、大きな声では言えない仕事だなって思っているので、小松に打ち明けることができません。
・ネクトンについて考えても意味がない
咲子はミズクラゲと会話できることに驚きました。そして、自分とミズクラゲの共通点が意外にあるということに気づきました。
絲山さんの作品に登場する人たちって、普通の人のようでいて変わった趣味を持った人である所が好きです。そして、小松に一目惚れされたみどりさんが、以前は自動車免許教習所の教官をしていたので運転が得意って、絲山さんっぽいわ~!
小松もみどりさんも、お互いに良い人だなと思ってるのに、もう一歩踏み出せずにいて、思わず背中を押したくなる感じがいいですねぇ。そして、うさちゃんの意外な才能に助けられるところもヨカッタ!
3518冊目(今年122冊目)
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