『婚活マエストロ』 宮島未奈 25-130-3526
浜松市に住む猪名川健人(いながわけんと)さんはフリーライターといえば聞こえはいいけれど、webの記事を書いて、食べていくのがやっとの40歳。アパートの大家さんの紹介で「ドリーム・ハピネス・プランニング」という婚活の会社の紹介記事を書く仕事を引き受けます。とりあえず、どんなことをしているのかを体験してくださいと言われて、婚活パーティーに参加することになりました。
婚活パーティーの司会をしていたのは、スーツ姿の鏡原奈緒子さん。パーティーに来ている人たちの噂では、彼女は結婚に至るカップルを見つける名人で「婚活マエストロ」と呼ばれているというのです。
健人は婚活パーティーの手伝いをしたり、参加者が不足している時には補充で入ったりしていくうちに、婚活事業ってすごいなぁ、鏡原さんは何故この仕事をしてるんだろうと興味を持つようになります。
婚活パーティーといえば、ホテルやレストランに大勢集まってというイメージしかなかったのですが、婚活バスツアーもあるんですね。そして、琵琶湖へ行ってクルーズ船「ミシガン」に乗るなんて、成瀬を思い出しちゃいます。船に乗ったり、アウトレットモールで買い物をしたり、旅行気分で婚活ってなかなかなアイデアじゃないですか!
親から結婚しろとうるさく言われて来たという人、理想の人がなかなか見つからないという人、配偶者を亡くしてひとりにになってしまった高齢者、いろんな人が婚活のためにやって来ます。今時の若者はマッチングアプリ頼りですけど、やっぱりリアルで会って話してみないとねという人もかなりいるのでしょうね。
20年くらい前に、婚活パーティーで結婚相手を見つけた同僚(35歳、一人娘)がいました。親からのプレッシャーがすごかったという話を彼女から聞いたのですが、今時も同じなのかなぁ?
婚活パーティーだけど、結婚前提じゃなくて、友達を増やす手段として考えているという人が話の中に登場したけど、そういう考え方もアリですよね。そこからまた別の出会いもあると考えればいいわけなんだけど、婚活って長い目で考えるべきことなんだなということに気づかされました。
3526冊目(今年130冊目)
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