『江戸の探偵』 鈴木英治 25-169-3565
永見功兵衛は2年前に妻を亡くし、下男の糸吉とふたり住まいをしています。普段は石見国加瀬津藩の普請方として、真面目に仕事をし、休みの日には道場へ剣術の稽古に行くこともあります。
叔父の五左衛門は、彼のことを気にして声を掛けてくれることがしばしばあるのですが、今日の叔父はいつもと違うような気がするのです。何か仕事上の悩みでもあるのでしょうか。
その叔父が切腹したという知らせが突然届きました。急いで駆け付けてみると、どうもおかしいのです。切腹に見せかけて誰かに殺されたのではないかと感じた功兵衛は、調査を始めます。功兵衛は犯人を見つけ、それを藩主の斉晴に認められ、小姓に登用されることになったのです。
小姓に昇進し、さぁこれから藩主のために働くぞというところで、斉晴が幽閉されてしまったのです。
事件が立て続けに起こって「次巻へつづく」という展開で、それなら、最初からそう言ってよという気持ちになってしまいました。「小姓になって初出勤」で第一巻を終わればキリがよかったのになぁ。
3565冊目(今年169冊目)
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