『うさぎのしま』 近藤えり、たてのひろし 25-160-3556
広島県大久野島は瀬戸内海にある小さな島です。現在は「うさぎのしま」として知られる観光地です。でもここは第二次世界大戦の頃は、毒ガスを製造する工場があって、その実験に使うためにうさぎが飼われていたのです。
毒ガスを使うことは国際的に禁止されて(もちろん、今も禁止です)いました。だからこの島のことは秘密でした。島の存在自体を地図から消していたのです。
現在この島へ行くと、たくさんのうさぎが迎えてくれます。でも、このうさぎたちは、戦争当時に飼っていたうさぎの子孫ではありません。なぜなら、戦後すぐにうさぎたちは殺処分されたからです。今、この島に住むうさぎたちは、戦後この島へ捨てられたうさぎたちの子孫なのです。
可愛いうさぎがいっぱいいるという話が有名になって、この島を訪れる人が増えました。観光客が与えるエサでうさぎたちは増え続け、今では1000羽を超え、島の規模に合わない数になっているそうです。
戦争中も、戦後も、人間の勝手でこの島へ連れてこられたうさぎたち。彼らの命を軽んじてしまっている人間はおろかです。
そして今も、世界のいろんなところで戦争を続けている人間のおろかさは、どうにもならないのでしょうか。
#うさぎのしま #NetGalleyJP
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