『Cloud on the 空き家』小池昌代 25-200-3596
和歌が好きなわか子さん。50歳を過ぎて兄を亡くし、天涯孤独の身になってしまいました。定職のない彼女は面接に行っても落ちてばかり、中高年向けの仕事という求人の面接に行ってみると、なぜか気に入られて週に三回、空き家を片付ける仕事をすることになりました。隅田川にかかる清洲橋を東に渡ったところにその家はありました。ということは、清澄白河の辺りなのかしら。
長いこと放っておかれた家ですから、それはそれは荒れ放題です。埃やゴミはもちろん、虫は出るわ、ネズミは出るわ、ちっとも片付かなくて嫌になっちゃう。でも我慢して働いているうちに、少しずつ慣れてきました。
ふと目にした景色から和歌が頭に浮かんできて、そちらの世界へいってしまう、わか子さんです。空き家の持ち主の甥である融(とおる)さんが現れてから、益々よくわからない世界が見えてくるようになってきました。
ここは、わか子さんに何かを教えてくれる場所だったのでしょうか?
わか子さんの、高校時代の思い出の曲が「流浪の民」でした。「ぶなの森の葉隠れに宴ほがい賑わしや♪」わたしも高校の時に合唱でこの曲を歌いました。当時、歌詞の意味がよくわからなくて、流浪の民とはジプシーのことだったと、この本を読んで初めて知りました。
著者の小池さんもこの歌を歌ったことがあったのかなぁ?
#Cloudonthe空き家 #NetGalleyJP
3596冊目(今年200冊目)
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