『ヨークシャーの丘の幽霊』 マーカス・セジウィック 25-180-3576
ジェイミーと両親と兄は、祖母の遺灰を彼女の故郷に撒くためにヨークシャーへ来ていました。せっかくの家族旅行だというのに、家族の気持ちはバラバラで、楽しいという気持ちになれません。
父は1週間前にリストラされてしまい、作家の母はこのところスランプで何も書けない状態です。兄はとにかく不機嫌で口もきいてくれません。 荒野を4人で歩いているのに、誰もペースを合わせてくれません。一番後ろから歩いているジェイミーは置いて行かれそうなのに、誰も振り向いてもくれないんです。
ひとりで歩くことになってしまったジェイミーは、自分の祖先だという女の子の幽霊に声を掛けられます。そして「ある男の子を助けてほしい」とたのまれてしまいました。
父の先祖は昔々この辺りに住んでいたらしいのです。彼が作った家系図には、大勢の人の名前が書かれていました。かつては大家族で楽しく暮らしていたのに、時代が変わり、仕事を求めて都会へと旅立った人たちは次第に孤独という敵と戦わなければならなくなったのです。
少女の幽霊についていったジェイミーは、自分の家族の問題がどこから生まれてきたのかを知りました。そして、それを家族に伝えなければ!
家族なんだけど、上手くコミュニケーションを取れないことがあります。自分の気持ちを伝えたいのに、声を掛けられなかったり、聞いてもらえなかったり、伝えたつもりなんだけどちゃんと伝えられなかったり。家族だからこそ、お互いの気持ちを真剣に伝え合うことが大事なのですね。
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