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    (by 本田宗一郎)

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『渇愛 頂き女子りりちゃん』 宇都宮直子 25-188-3584

Katuai

渇愛(かつあい)

頂き女子りりちゃん

宇都宮直子(うつのみや なおこ)

小学館

NetGalleyJP

第31回(2025年)小学館ノンフィクション賞『極彩色の牢獄』

 男性からお金をだまし取るためのマニュアルを販売し、逮捕された「頂き女子りりちゃん」のニュースを見ていて感じたのは、こんなに頭のいい子が、どうしてホストなんかに貢いでしまったのか?ということでした。あれだけの戦略マニュアルを作り、実践し、販売していたのは、確かに悪いことだけど、でもすごい才能だなと思ったんです。

 そんな思いでこの本を読んで気になったのは、りりちゃんの不安定さです。この本の著者の宇都宮さんと、りりちゃんの会話の中で、わかり合える部分が多いのかなと思っていると、突然どうしようもなく「わからない」と言い出すのです。

 裁判の後、りりちゃんは加害者として反省するというよりも、自分は被害者だという発言をしています。子ども時代に父親から虐待され、それを助けてくれなかった母親が嫌いだと言い、裁判の時に母親に証言してもらえなかったことが悲しいというりりちゃん。けれど母親の方は、自分がしてきたことのどこが悪いのかわかっていないような態度です。

 りりちゃんは寂しかったのかな? その心の隙間を埋めてくれたのがホストだったのかな? と同情する部分もあるけれど、このままでは刑期を終えてからの彼女の未来は暗いな。

 彼女には、できることがもっとあるはずなのに、このままではどうにもなりません。りりちゃんが求めている愛を与えてくれるのは誰なのでしょうか?

#渇愛 #NetGalleyJP

3584冊目(今年188冊目)

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