『泣きたい午後のご褒美』 青山美智子ほか 25-199-3595
喫茶店の「喫」という字は、もともとお茶を飲むことを意味する言葉なんですって。ちょっと休憩とか、おしゃべりしたいから喫茶店へ行くという習慣を、わたしは高校生の時に覚えました。
わたしが住んでいた町には「純喫茶」が何軒かあって、どの店も入口のドアに「カランコロン」という鈴がついていたなぁ。コーヒーか紅茶を頼む人が多かったけど、クリームソーダとかパフェとかホットケーキを頼む人も結構て、わたしはチーズケーキが好きでした。
そして、お茶の水の喫茶店で、ケーキにアイスクリーム添えというのを始めてみた時は衝撃でした!
「ルノアール」はあちらこちらにあったけど、都内に4店舗しかなかったという「談話室滝沢」がとっても気になってました。1回だけ行ったことがあるのだけど、高級そうなソファがあって、スーツ姿のウェイトレスさんたちがみんな美人で、あの頃は携帯電話なんかなかったから、電話の呼出しの「〇〇さま、お電話が入っております」という放送があったり、とにかく別世界でした。
この短編集を読みながら、いろんな喫茶店のことを思い出してしまいました。6作品の中で一番気に入ったのは、「痛い人生設計を作る、ルノアールで 」でした。ルノアールにはこういう使い方があったのね!
・サロンエプロン 青山美智子
・痛い人生設計を作る、ルノアールで 朱野帰子
・究極のホットケーキと紅茶占い 斎藤千輪
・不純喫茶まぁぶる 竹岡葉月
・彼と彼女の秘密と彼 織守きょうや
・浮島イルフロッタント 小川糸
やっぱり、カフェじゃなく喫茶店よねぇ。
50年以上前の話なんだけど、地元の喫茶店で、フルーツサンドイッチのクリームが、生クリームじゃなくてアイスクリームのを食べた時には、とにかくビックリしたなぁ!
3595冊目(今年199冊目)
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