『団地メシ!』 藤野千夜 25-230-3626
16歳の花は高校にどうにも馴染めなくて、ただいま休学中です。時間があるんだからおばあちゃんと出かけてみたらとお母さんに言われて、最初はあんまり乗り気じゃなかったんだけど、おばあちゃんとお出かけすることになりました。
おばあちゃんが昔住んでいた神代団地へバスで行ってみると、変わってしまったところもあるけれど、おばあちゃんは「なつかしい!」を連呼します。団地の敷地内にはいろんなお店があります。食事をしたり、お茶をしたり、楽しい時間をふたりで過ごしました。それ以降、毎月ふたりで団地とおいしいもの巡りのお出かけが始まりました。
・おばあちゃんと出かける日
・初夏のような日
・ふたりだけの遠足の日
・桜を楽しむ日 前編
・桜を楽しむ日 後編
・みんなでタイ料理を食べに行く日
・間違えちゃった日
・おばあちゃんのお友だちに会った日
団地って、いろんなところにあります。郊外の団地は過疎化が進んでいるようですけど、交通の便がいい場所では結構若い人も大勢住んでいたりします。美容院や食品スーパー、デイサービス、病院などがあったり、おしゃれなカフェや雑貨屋さんがあったりするところもあります。
花とおばあちゃんが、余りに仲良くしているのでおかあさんたちはちょっと勘ぐったりして、従弟をスパイに送り込んだりしてます。そんな心配するくらいなら、たまには一緒に出掛ければいいのにね。
それと、みんながおばあちゃんのことを、もの凄く年寄り扱いしてますけど、70歳なんてまだまだ元気なんだからってことも、会ってなかったからこその心配なのかな。
なんてことない日常のお話なんだけど、いろんなところに世代間の微妙なズレが見えてきます。
花はこれから何をしたいのかしら? もしかして、おばあちゃんの方が先にやりたいことを見つけてしまうような気がします。
3626冊目(今年230冊目)
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