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『ダークネス』 桐野夏生 25-267-3663

Darkness

ダークネス

桐野夏生(きりの なつお)

新潮社

 「ダーク」から20年経ち、ミロは60歳になっていて、20歳になった息子のハルオと沖縄で暮らしている。ふたりが何故ここに住んでいるのか、どうして父親がいないのか、なるべく人と関わらないようにと子どもの頃から言われてきたのはなぜか、その理由をハルオは何も知らなかった。

 刑務所に入っているジンホはミロの夫だけれど、自分の父ではないということだけはハルオは知っている。何かを知ることができるかもしれないと思い、ジンホに会いに行った時から、彼の周りに怪しい人たちが現れるようになり、ハルオは知ってしまった。自分の本当の父親のことを。

 

 「頬に降りかかる雨」、「天使に見捨てられた夜」、「ローズガーデン」、「ダーク」、いつもミロは不幸を背負っていたけど、強く生きて来た。ミロには重い過去がある、だからは息子を守るために大人しく生きていたのに、ハルオが自分の出自を知ろうとして家を出て行ってから、また戦わなければならなくなってしまった。でも、しょうがない。こうなった原因は自分にあるのだから。

 いくつになっても、やっぱりミロだったなぁ。危ない目に合うのは承知で、敵に真正面からぶつかっていくラストは、やっぱりカッコイイよ!
今回でミロ・シリーズは最後だと桐野さんは言っているけれど、あのラストの続きを知りたい。

3663冊目(今年267冊目)

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