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『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』 ジェーン・スー 25-258-3654

Kisamaitumade

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

ジェーン・スー

幻冬舎文庫

第31回講談社エッセイ賞 受賞

 結婚しても、しなくても、子どもがいても、いなくても、女性の老後は一人暮らしになる確率が高いのです。ジェーン・スーさんは、その解決策として団地をそういう人たちの為に有効利用できたらいいなと考えているという文章を読んで、「そうなの、わたしも同じことを考えてたの!」と思いました。

 ひとり暮らしならさほど大きなスペースはいりません。普段使わないものは、敷地内に荷物を預ける共有部分があって、出したい荷物があったら、それを出してくれる若い人が常駐しているというアイデアは実に良いなぁ。ひとり暮らしの老人+シングルマザーという組み合わせも、お互いに補完し合えることが多そうでいいですね。団地なら商業施設が入るスペースもありますから、そこにスーパーや美容院などの店が入っていたら、そりゃ暮らしやすそうだわ!

 団地の管理をしているみなさん、こういう女性目線の意見を取り入れてみてくれませんか?

 

 地方出身者が移り住んだ「首都:東京」と、そこで生まれ育った人の「地元:東京」という「共依存のパラレルワールド」の所では、「そうなの、そうなの」と頷きまくりました。わたしは東京の端っこの江戸川区の生まれなので、どんどん開発されてしまい、昔の面影がどんどん薄れていく故郷の町を見る度に「あーあ」と思っているのです。

 駅前にタワマンなんか作ったり、駅ビルにお洒落なテナントが入ったりしてるけど、この辺りはゼロメートル地帯だからね。いざという時の覚悟をしてから引っ越してくるんだよ、なんて余計なお世話を言いたくなっちゃうんだなぁ。

 再開発って、そんなにステキなことなのかなぁ? 昔と変わらないのは駅の名前だけなんてことにならないようにお願いしますよ。

3654冊目(今年258冊目)

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