『悪いことはなぜ楽しいのか』 戸谷洋志 25-248-3644
悪いことはなぜ楽しいか?と聞かれたら、わたしは、「禁止されるほど、それはきっと魅力的なのだろうと思うから」なのだと答えます。大人にならなければお酒やたばこはダメだとか、大人にならなければ結婚できない(これは「小さな恋のメロディ」で幼い2人が考えたことでしたね)、制服は着崩してはいけない、大人には許されているのに子どもだからダメということに対して、それを破ったらカッコいいじゃんと思うのは、いつの時代の若者でも考えることです。そして、その気持ちは歳をとっても意外と変わらないものです。
あの人の方が贔屓されてるからという理由で意地悪したり、デマを流したりするのは、昔も今もよくあることです。男も女もなく、子どもだって老人だって、関係ありません。それが残酷なことであるとか、自己中な発想から生まれるものであるとか、他人からは分析できても、自分のこととなると、そんな理性は働きません。だって楽しいんだもの!
このごろ、自己評価が低い若者が増えていると言われますけど、それって何故なんでしょうね。親のせいとか、学校のせいとか、いろんな原因を揚げる人がいますけど、わたしはこれって自分に対する意地悪じゃないかって思っています。
自分で自分をディスることに快感を覚えてるんじゃない?
年齢を重ねた友達と話をしていて感じるのは、病気自慢と薬自慢です。わたしはこんなに具合が悪いのだとか、こんなにたくさん薬を飲んでいるんだって声高に話す人が多いのだけど、そこから逃れようとしていないのは明白で、これも同じだなと感じます。
そんなことより、楽しいことを考えようよってわたしは思っているのだけれど、どうもそうじゃない人が世の中の大半みたいです。
何もしないで諦めるなんて、明らかに悪いことだと思うんだけど、そんなに悪いことは楽しいのでしょうか?
この本の本筋とは離れてしまったような気もするけれど、「悪いこと」について改めて考えるヒントをもらった気がします。
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