『黄色いポストの郵便配達』 斉藤洋、森田みちよ 25-313-3709
我が家で紅茶を飲んでいたら、庭にマンボウがやってきて、「ぼくは赤いポストじゃなくて、黄色いポストの郵便配達なんです」というのです。海にいるはずのマンボウが、どうしてそこにいて、どうして話をしているのか、ビックリしながらも話を聞いてしまった、主人公のわたし。
「黄色いポストの郵便は、動物や植物だけがお客じゃなくて、赤いポストの郵便を使えない者がみんな利用するんです。」という説明を聞いて、不思議だなぁと思いながら庭を見てみたら、それまでなかった黄色いポストが庭に立っていました。
郵便は人間だけが使うものという考え方は間違っていますよ。他の動物だって、木だってお手紙を書くのです。それを、わたしが配達しているのです。とマンボウは言うのです。
わたしは、この物語を読みながら、外国のポストの姿を思い浮かべていました。アメリカのポストは青だし、アイルランドのポストは緑、フランスのポストは黄色です。もしかして、フランスの郵便はマンボウが配達しているかもと想像したら、何だか楽しくなってきました。
最近、ポストに手紙やハガキを投函することが、すっかりなくなってしまいました。昔は旅先から自分あてに絵葉書を送るなんてもこともしていたのに。
この本は図書館で、タイトルが気に入って借りて来た本です。タイトル通りのお話なのだけど、やっぱり意表を突かれてしまいました。そんなところが、いかにも斉藤洋さんの作品だなって思います。家の近くにも黄色いポストが現れないかしら。
3709冊目(今年313冊目)
« 『クローバー』 ナ・ヘリム 25-312-3708 | トップページ | 『プリニウスⅢ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-314-3710 »
「日本の作家 さ行」カテゴリの記事
- 『治したくない ひがし町診療所の日々』 斉藤道雄 25-335-3731(2025.12.03)
- 『アシタノユキカタ』 小路幸也 25-333-3729(2025.12.01)
- 『版元番外地 <共和国>樹立篇』 下平尾直 25-322-3718(2025.11.20)
- 『黄色いポストの郵便配達』 斉藤洋、森田みちよ 25-313-3709(2025.11.11)
- 『そんなときは書店にどうぞ』 瀬尾まいこ 25-316-3712(2025.11.14)
「日本 児童書」カテゴリの記事
- 『黄色いポストの郵便配達』 斉藤洋、森田みちよ 25-313-3709(2025.11.11)
- 『雪女 夏の日の夢』 ラフカディオ・ハーン 25-279-3675(2025.10.08)
- 『うつし屋と大小屋』 廣嶋玲子 25-254-3650(2025.09.13)
- 『注文の多い料理店』 宮沢賢治 25-234-3630(2025.08.25)
- 『やさしいライオン』 やなせたかし 25-201-3597(2025.07.23)
« 『クローバー』 ナ・ヘリム 25-312-3708 | トップページ | 『プリニウスⅢ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-314-3710 »




コメント