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『冷蔵庫探偵 蔵前怜子』 遠藤彩見 25-310-3706

Reizoukotantei

冷蔵庫探偵 蔵前怜子

遠藤彩見(えんどう さえみ)

講談社

 涼は大学の同級生のホームパーティーに呼ばれていました。突然、主催者の小川がそばアレルギーの発作で倒れたんです。涼がエピペンを見つけて、すぐに注射をしたので難は逃れました。ケータリング業者に、事前にそばアレルギーであることを伝えてあったのに、どうしてこんなことが起きてしまったのか、涼は調べ始めました。頼りない奴だと周りからは見られてますけど、実は涼は刑事なんです。

 ケータリング業者の蔵前玲子に確認すると、今日の料理に絶対に「そば」は含まれていないというです。では、どのようにして「そば」が被害者の口に入ってしまったのか? 涼と玲子は家の中を調べ始めます。

冷蔵庫は、持ち主を表す

 玲子は職業柄、冷蔵庫の中を見ただけで、その持ち主がどんな人なのかを見抜くことができます。この家の冷蔵庫を観察してみると、料理をしない独身男なので、ほぼ、飲みものしか入っていません。でも、この男が入れたとは思えないものが入っていて、そこから推理を始めます。

 

・ニンジンフライの正体
・不屈のレモンおむすび
・おからケーキの秘密
・ピザ・カプリチョーザの選択
・再生のラタトゥイユ

 よその家の冷蔵庫の中を覗いて、ビックリすることがありますよね。使い切っていない同じ種類の調味料がたくさんあったり、冷凍食品だけが妙に充実していたリ、とにかく沢山のものがあって、奥の方に賞味期限切れだろうと思われるものが出てきたり、野菜室に得体のしれない液体が溜まっていたリ(キャー!)

 本人が買いそうにない、実家から送ってきたのかなぁというものがあったり。外国の食材や調味料があったり。冷蔵庫の中には、様々な情報が溢れています。

 この物語の主人公である涼のように、若い男性だと、そういうものを見てもピンとこないことが多いのでしょうね。だからこそ、玲子さんを頼ってみたくなるのは、分かるなぁ。

 

 ケータリングを職業にしている玲子さんが、過去に巻き込まれていた事件のことが気になってしょうがない涼ですが、さて、どうなっていくのでしょう?

3706冊目(今年310冊目)

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