『最後の晩餐 久米宏対話集』 久米宏 26-19-3778
久米さんが亡くなったというニュースを聞いて、思い出したのはニュースステーションの「最後の晩餐」というコーナーの事でした。もし、明日死ぬとわかったら最後に何を食べたいのかを語る対談です。その対談をまとめたこの本に登場するお相手は、この9名です。
大橋巨泉、葉月里緒奈、樹木希林、ジャイアント馬場、大石静、ミヤコ蝶々、いかりや長介、内田春菊、美輪明宏。
「最後に何を食べたいか?」に対するハッキリとした答えを出す人が意外と少ない中で、ジャイアント馬場さんの「大福とコーヒー」はキッパリしていてよかったですねぇ。馬場さんはコーヒーが大好きで、ジャマイカまで行ったことがあるんですって!
対談をしている中で、一番意外な面が見えたのは、いかりや長介さんでした。とても真面目で真摯な方なのだという事が言葉の端々に出てくるところが印象的でした。
樹木希林さんが、内田裕也さんがあんな人だから結婚したのよという所がステキでした。ああいう、刺激のある人が好きなんですって。
ミヤコ蝶々さんは、子どもの頃から「夫婦善哉」で見ていた人なので、大阪の人というイメージしかなかったのですが、生まれは日本橋の小伝馬町だというのには驚きました。お父さんが、蝶々さんが4歳の時に柳町の芸者さんと駆け落ちして大阪へ行ったという話にビックリ!
美輪さんが久米さんに話していた「女とは、男の幻想の動物である」という話が面白かったです。女が、男の幻想に合わせて付き合っているのに、女の本性を見て「違う!」と叫ぶのは、女の本質をわかっていないのよって、ハハハ、その通りです。
久米さんが、最後に口にしたのは「サイダー」だったそうです。ニュースステーションの最終回で飲んでいたのはビールだったし、シュワシュワがお好きだったのかなぁ。ご冥福をお祈りいたします。
3778冊目(今年19冊目)
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