『もののけ屋 2 二丁目の卵屋にご用心』 廣島玲子 26-34-3793
人気者になりたいとか、隠し事をしたいとか、自分にだけに都合のいいことを考えていると、そのにおいを嗅ぎつけて「もののけ屋」がやってくるんです。そして、彼から借りた「もののけ」の力で良い思いをすると、そこでやめておけばいいのに、変な欲が出て返したくなっちゃうんです。すると、こわ~いことが起きるんですけど、そうなってしまってから気づいても、もう手遅れ。
前作で、もののけ屋に気に入られてしまった庄司くん、「卵屋」に再登場してます。普通の人には見えない何かを見たり感じたりする能力があるから、とっても便利なんだって。「そんなこと言われたって、困る~」と庄司くんはブルブルしっぱなしですけど、また呼ばれちゃうんだろうなぁ。
この6篇が収められています。
・影法師
・隠し蓑
・遊児ふたたび(ゆうこふたたび)
・卵屋
・妖刀(ようじん)
・匠鬼(たくみおに)
「もののけ屋」が、欲を持つ人の所にすぅっと近づいてくるのは、そういう人から何か「気」のようなものが出てるらしいんです。欲とか、悪意とか、執着とか、誰にだってある感情だけど、そればっかり考えていると「悪い気」が発散されてしまうんでしょうね。
そして、そういう人にだけ「もののけ屋」の姿が見えるっていうのは、なかなか怖い話ですよ。
3793冊目(今年34冊目)
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