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『老いる自分をゆるしてあげる。』 上大岡トメ 26-45-3804

Oirujibunwo

老いる自分をゆるしてあげる。

上大岡トメ(かみおおおか とめ)

幻冬舎文庫

 これまで身体に気を使ってきたし、大病をしたこともないしと安心しきっていたトメさん。48歳にして「喘息」になってしまったのです。そして周りの人の話を聞いてみるうちに、50歳くらいを境に体調を崩す人が多いということに気づきました。

 そんなトメさんが出会ったのが82歳のアンさんです。彼女にこんなことを教えてもらいました。

「ヒトの寿命の設定は50歳まで」

 つい70年位前までは、日本の平均寿命は60代半ばでしたから、50歳から先はほんのわずかな年月でしたけど、今は100歳まで生きる人も多い時代です。そうすると、老後が半分って計算になるんですよ(ブルブル)。

 

 日常生活で、重いものが持てないとか、長距離歩けないとか、筋肉の衰えを感じることはそれなりにありますけど、骨の衰えってなかなか気づきません。髪の毛が細くなるのと同じように、骨の密度が落ちてスカスカになっていきます。ですから、健康な老後を送りたいなら、骨が痩せないように気を付ける必要があるわけです。

 そして感情も歳をとるということを、若いうちから知っておくべきことだと思います。やたらと猜疑心が強かったり、変化を受け入れられない「頑固タイプ」になる場合と、危機感ゼロのために「すぐに騙されるタイプ」になる場合があって、どちらも困ります。そうならないためには、いろんな人の話を聞くこと、様々なことに興味を持つこと、とにかく自分の殻にこもらないことなんです。

 

「自分への過信と甘えが体調を崩す」

 老化は、ある日突然やってくるのではなく、少しずつ進んでくるのですが、それに気づくか、気づきたくないのか、というところが人生の分かれ道であるような気がします。手遅れにならないうちにお手当てする、誰かに相談する、そういうことができないのは、老化を単なる嫌なことだと思ってるからではないでしょうか。

 自分自身の老化を認められないのは、自分ときちんと向き合っていないからです。本当に自分が大事なら、自分をキチンと見つめ、養生する。大事にするという事が老化とうまく付き合う方法のようです。

3804冊目(今年45冊目)

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