『英米文学のわからない言葉』 金原瑞人 26-61-3820
子どもの頃から海外の物語をたくさん読んできたので、よくわからない言葉というのがたくさんありました。イースターのような風習とか、アブサンというお酒とか、よくわからないけど、そういうものがあるんだなと想像するだけでした。
日本にもそういうものが紹介されるようになり、かなりわかるようになってきたとはいえ、まだまだ謎のままのものもあります。
「オリーブ色の肌、ブロンズ色の肌」とか「赤毛、ブルネット、亜麻色」、こういう表現は、ホントによく出てきます。最初に「赤毛同盟」を読んだとき、髪の色が赤いってどんな色なんだろう? って疑問に思っていました。その疑問が解けたのは、Simply Red のボーカル Mick Hacknel の写真を始めて見たときです。グループ名も、彼のニックネーム Red からついていて、見事な赤毛でした。
「亜麻色の髪の乙女」なんて曲もあったけど、これも謎の髪色でした。「亜麻」の色だから、薄めのブロンドってことのようですね。「肌が白、目が青、髪がブロンド」というのが西洋の美人の条件らしいのですが、実際にそれに合致するフランス人の友人曰く、「それだけで寄ってくる男が多くて迷惑」だそうです。
クリケットって、日本にいるとピンとこないスポーツのNo.1 じゃないかと思うんですけど、イギリス連邦ではメジャーなスポーツなんですよね。初めてイギリスへ旅行で行った時に、クリケットの試合をTVでライブ中継していて、その長さが何時間じゃなくて、何日(昼間だけだけど)という単位なのでビックリしました。
「コルセット」に関しては、服飾専門学校の西洋服装史で習いましたよ。コルセットには縦方向にボーンと呼ばれる細長い棒状のものが入っています。かつては軽くて強度があるクジラの骨が使われていました。映画「風と共に去りぬ」で、メイドさんに背中の紐をグイグイと締め付けてもらっているシーンがありましたね。
通常、肋骨というのは内臓を守るための位置にあるのですが、コルセットで締め付けすぎると、肋骨の先が身体の内側へ向かって変形してきます。この圧迫によって、食事がとれなくなったり、亡くなる方もいたそうです。(こわい、こわい)
「ヒマシ油」は下剤として、子ども向けのお話によく出てきました。でも、それだけじゃないんです。ヒマシ油って保湿成分があるので、美容のために使うこともあるんです。そして、社交ダンスで履くハイヒールのすべり止めとして使われることもあります。
「血のプディング」blood pudding(black pudding)は、1991年にロンドンで朝食として初めて目の前に出された時には、「何、この黒いの」と思いましたけど、食べたらとってもおいしかったです。
昔、NHKで放送された「人間は何を食べて来たか」シリーズの中で、「牛一頭を無駄なく食べる」を放送した時に、腸だけでなく心臓や膀胱などの袋状のものにミンチした肉を詰めてソーセージを作る工程の中で、これも作ってました。ヨーロッパでは普通の食べ物のようです。
西洋の物語を読んでいると、スレート葺の屋根というのがよく出てきたし、紙とペンが普及する前の時代には、学校で文字を書く時には「石板にチョーク」でしたよね。
屋根に使うスレートと、石板と、お習字の硯、この3つがみんな同じ石だって知ってましたか? これを初めて知ったときには、ほんとにビックリでした!
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