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    (by 本田宗一郎)

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『スモールワールズ』 一穂ミチ 26-68-3827

Smallworlds

スモールワールズ

一穂ミチ(いちほ みち)

講談社文庫

2022年本屋大賞第3位

第43回吉川英治文学新人賞

 最初は、あの人がとんでもない人だから、そのせいで困っている人がいるんだと思ってました。でも、読み進んでいくと、あれ、そうじゃなかったんだと気づきます。

 「魔王の帰還」のお姉ちゃんは、ガタイもよくて、押しが強くて、それに絶対服従せざるを得ない弟の、可愛そうな話かと思ってたら、そうじゃなかった!

 「ピクニック」のおばあさんは、何にも覚えてないけど、何かしてしまったんだろうか?

 「花うた」で手紙をやり取りしていたふたりは、最初は加害者と被害者だったはずなのに、少しずつお互いのことがわかってくると、トゲトゲした応酬がなくなっていって。

 

この7篇が収められています。
・ネオンテトラ
・魔王の帰還
・ピクニック
・花うた
・愛を適量
・式日
・スモールパークス

 勝手に頑張っちゃって空回りしてしまう人間関係だったり、ドライな関係でいようと思ってたのに、なぜか情が湧いてしまったり。どの作品にも、人間の弱さや、勝手さや、愛がありました。

 一穂さんは、人間をよく観察してるんだなって、しみじみ思いました。

3827冊目(今年68冊目)

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