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『魔法つかいの弟子』 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 26-96-3855

Mahoutukainodesi

魔法つかいの弟子

世界ショートセレクション 17

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
Johann Wolfgang Von Geathe

酒寄進一(さけより しんいち)訳

ヨシタケシンスケ 絵

理論社

ドイツ

 ゲーテって、読んだことないなぁと思って手に取ったこの本、知っていたのは「魔王」だけでした。それも中学の音楽で習ったのよね。

 表題作の「魔法つかいの弟子」、弟子が魔法を使ってみたくなり、使ってみたはいいけれど、その解除方法が分からなくなって大慌てという、なかなかカワイイお話でした。

 「新・ヘルジーネ」の主人公は、美しい人に愛されてるけど、お金にだらしなくて、おまけに、彼女から結婚してと言われると「おれ、結婚に向いてないから」と断ってしまうダメ男。

 「メルヘン」に登場する姫は、美しいし、竪琴を奏でながらの歌も素晴らしいけど、彼女に触れた動物は死んでしまうという悲しいお方。どんなに豪華な生活をしていても、これじゃ空しくないか?

 

 ゲーテはファンタジーが好きだったようだけど、それは決してロマンチックなだけじゃなくて、毒を含んだものだったのです。ゲーテ自身「デモーニッシュ」と呼んだのだそうですが、日本語にすれば「悪魔的」ってことで、人間の中にある悪意とか、人智の及ばぬことを描くことが、お好きだったのでしょうね。

3855冊目(今年96冊目)

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