『コズミック・ガール 宙わたる教室』 伊与原新 26-112-3871
佐那は、親の期待に応えようと勉強し、進学校へ入学はしたけど、どうしようもない空しさを抱えていました。自分が本当にやりたいことは何か?それを求めて、憧れの科学部がある東新宿高校定時制に転入しました。でも、科学部はなくなっていました。自分の夢を叶えるためには「科学部」を作ろうと佐那は奮闘します。でも、彼女の声に耳を傾けてくれたのは、たったひとりだけでした。
定時制高校には、様々な事情を持つ人が集まっています。海外から来た人、子どもの頃から長期入院していた人、経済的な問題を抱える人、不登校だった人、でも、何人か集まれば、何かをできるんじゃないかと佐那は考えたのです。
あの「火星のクレーター再現実験」で、学会の高校生セッション優秀賞、JAXAとの共同研究と快挙を成し遂げた科学部がこの学校にあったのに、その6年後、顧問の藤竹は去り、科学部はなくなっていました。それが何故だったのかはわかりません。でも、新生「科学部」は活動を開始します。
彼らの相談相手として、懐かしい科学部のメンバーがOBとして登場します。大学へ行った岳人や佳純、妻を亡くした長嶺、今も店で元気に働くアンジェラ、彼等だって順風満帆の6年だったわけではありません。でも、後輩たちのために尽力してくれるんです。
第一章 コズミック・ガール
第二章 ピタゴラ・ボーイ
第三章 ロケット・センパイ
第四章 ギーク・チャイニーズ
第五章 レジェンダリー・ガイズ
第六章 リリーフ・ベスティ
第七章 スマイル・プリンシパル
第八章 ドリーム・ローンチ
科学部が目指す大会の運営をしている人たちや、教育委員会に対する疑問が、いくつも出てきました。夜間高校に対する差別があったり、無意味な年齢制限があったり、どうしてなんでしょうね。学歴至上主義とか、事なかれ主義とか、ほんとに嫌になっちゃう。
#コズミックガール #NetGalleyJP
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