『税金で買った本 10』 ずいの、系山冏 26-150-3909
石平くんが本の配架作業中、棚の隙間がなくて困ってしまいました。前はこんなじゃなかったのに、どうしてこんなことに?って思っていたら、松浦さんがその理由を教えてくれました。
松浦さんは除籍の担当をしています。でも、図書の除籍の起案文書(除籍候補本のリスト)は正規職員にしか作れないので、この担当をしている正規職員(また茉莉野さんだ)が、定期的に除籍本を決めてくれないと、本が溜まる一方になってしまうんですって。
でも、彼女はこういう地味な仕事が嫌いでしょ、なかなかやってくれないのよというボヤキを聞いた石平くん、名案を思い付きました。
現実に図書館を動かしているのは非正規の人たちなんだけど、正規職員しかやってはいけない仕事というのがいくつかあります。それを知ってか知らずか、やってくれない人が一定数いるってこと。役所だとありがちな話だなぁ。今回は、石平くんの企みに上手くのってくれたので、除籍作業がスムーズに運んだけど、そうじゃなかったら、書架がパンクしてたのよね。
人をのせて仕事をさせる楽しみを覚えちゃったみたいで、石平くん嬉しそうでしたね。また何か企むかなぁ?
ところで、ほとんどの図書館の本にはブックカバーフィルム(ブッカー)がかかっているんだけど、これがなかなか手間なのよね。特に地図とか大きい本だととっても大変。
こういう手作業がたくさんあって、配架は力仕事で、おまけに接客業でもあるし、図書館のお仕事はとっても大変なのに、非正規職員に頼りっきりだし、彼らの給料は安いし、これでいいのか? 日本の図書館。
3909冊目(今年150冊目)
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