『虹いろ図書館 司書先輩と見習いのぼく』 櫻井とりお 26-148-3907
今回のお話は、あのイヌガミさんが初めて図書館で働くようになった1年間のお話です。虹いろ図書館シリーズの1~3では、あんなにしっかりした人なのに、新人の頃は毎日ビクビク、オドオドしていたんですねぇ。小さい頃からいじめられる要素を持っていて、そこを突っ込まれることが多かったせいでしょうか、できるだけ目立たないように、地味に生きていこうとしていたようです。
公務員試験に合格して、希望通り図書館に配属されたんですけど、図書館のお仕事って、想像以上に知らない人との関りが多いんですよね。だから初日から「どうしよう?」の連続で、緊張しまくりで、うちに帰ったらバッタリ倒れて寝てしまうイヌガミくん。
最初の頃は先輩たちがみんな怖そうに見えてたけど、実はみんな優しい人だって分かって来たし、図書館へやってくる子どもたちから教わることもたくさんあるし、口うるさそうなおじさんだって、それだけじゃないってことが少しずつ分かってきました。
図書館はみんなの為の空間であると同時に、それぞれの尊厳を守る必要もあります。だから、問題がある利用者だからといって、むやみに排除することもできないし、でも節度は守って欲しいし、そのあたりの難しさもイヌガミくんは学んでいきます。
調べものなどのお手伝いをするレファレンスサービスも図書館の大事なお仕事ですけど、本や資料を探すだけではなく、何か困ったときに自治体に相談できる事などを伝えることもあるんですね。
絵本の読み聞かせも、クリスマス会も、最初はどうなることかと思ったけど、やればできるじゃない、イヌガミくん! あなたの最初の一年は、とても充実した一年でした。
休みの日にいつも行く本屋さんでイヌガミくんが買った「歩くひと」、あれはいい本ですね。
3907冊目(今年148冊目)
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